結婚をめぐる男女の話 2
「・・・その日の夜だったか、それとも翌日だったか、よく覚えてないんですけど、彼女はちょっと後悔しているってぼくに言うんです。
それを聞いて胸が痛みました。
裁判所の離婚判決書は3日たたないともらえないので、それなら離婚をやめようって言いました。
でも、彼女はそれ以上は何も言いません。
心を動かされたことがいくつかあります。
一つは彼女が後悔しているって言ったことです。
もう一つは、離婚協議書は一人一部なんですけど、彼女はいらない、"みんなあなたのところで預かっていて"って言ったことです。
その時、ぼくは彼女が戻ってくるんじゃないかと思いました。
家の鍵も彼女に預けたままにしておきました。
赤の他人に誰が鍵なんか渡すもんですか。
そうでしょう。
彼女は春に家から出ていって、厚い冬着は一枚も持っていかなかったんです。
"1、2年、もしかしたら2、3年、あたしの気持ちが落ち着いて、あなたがあたしのこと嫌いになっていなければ、また戻ってくるわ"って、言ったんです。
ぼくは君が戻ってくるのをずっと待っているって言ってやりました。
これはみんなその時の言葉通りなんです」。
わたしは早くその彼女を忘れてほしいと思ったので、国際結婚 相談所へ通うことをすすめました。